山 旅 日 記

 

  

 

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18.02.24-25. 網走流氷

長年の夢だったオホーツク海の流氷を見てきた。山旅ではなく海旅。

 

ずーと以前からなぜかオホーツク海の流氷を見に行きたかった。

10年ほど前に行くことを決め航空券も購入しホテル、レンタカーも予約し、さあ行こうと思う矢先、家族が病気になり中止して全てキャンセルしたことがある。

その後行く気を無くしていたのだが、なぜか去年の秋に急に行きたくなった。妻も誘ったが寒い所は行きたくないと言われ一人旅となった。1泊2日のとんぼ返りの流氷見物である。

飛行機は、夏は関空から網走の女満別空港への直行便があるのだが冬場はなくて、往きは伊丹空港発で羽田空港乗り継ぎで女満別空港へ、帰りは札幌千歳空港乗り継ぎで伊丹空港着というコースになった。

まず羽田に到着し、1時間10分乗り継ぎ待ちの予定だったのだが、なんと予定している飛行機に何か分からないがトラブルがあるようで飛行機が変更になるという。その為出発が3時間半遅れになることになった。

結局羽田出発が14:50で女満別到着が16:30となった。北海道なので夕方暗くなるのが早く、空港でレンタカーを借りてホテルに17時過ぎに着いた頃は薄暗くなっており、今日午後に回ろうと思っていたところは翌日回しとなった。

 

有名な北浜駅

駅の展望台よりオホーツク海と流氷

 

砕氷船オーロラ号

港内を泳ぐ白鳥の群れ

 

翌日乗船する砕氷船オーロラ号の第1便は9:30発である。本来は朝ゆっくりとホテルを出て乗船するつもりだったが、朝早く7時に朝食をとりすぐに車に乗り、前日行く予定だった釧網線の北浜駅に行った。ここはオホーツク海に最も近い駅、また流氷を見れる駅として有名な駅である。無人駅でほんとうに小さな駅だがその侘しさが絵になる駅である。無人駅だが駅の中には「停車場」という名のカフェレストランがある。

駅に併設されている展望台に登るとすぐ目の前にオホーツク海と流氷が見える。本当はすぐ近くの濤沸湖の白鳥公園にも行く予定だったのだが、乗船に遅れるといけないのでカットして港へと走る。

 港に着くと既にたくさんの人がいて乗船を待っている。たくさんの人の中にたくさんの外人観光客がいて驚いた。こんな所まで来るとはすごいなと思った。

 船はオーロラ号とオーロラ2号が並んで停泊している。なんでかなーと思っていると、乗船が始まると分かった。1艘では乗り切れないので、乗り切れない人が2号に振り分けられていた。

乗船して港の中を見ているとなんと白鳥の群れがスイスイと泳いでいた。

 

 

 

流氷

流氷を押しのけて進んだ跡

 

 

オホーツク海に突き出した能取岬

海岸に打ち寄せる流氷

 

出港して間もなく流氷帯に入る。回り一面流氷の海である。天気も晴れて遠くまで見渡せて素晴らしい景色である。うっすらと知床連山も見える。1時間ほど流氷の中を航行し港へ戻る。

 

港に戻るとすぐに能取岬へと向かった。ここも前日行く予定だったところである。途中の道は雪が積もって凍結している所も結構あり、スタッドレスタイヤで4輪駆動だが慎重に走った。岬はオホーツク海に突き出した所で、海岸には流氷が流れ着いている。

北浜駅も思いのほか人が少なかったが(朝早かったからかも)、ここ能取岬も人が少ない。どちらも名所なので多くの人が来ているかと思っていたが、どちらも数人いるだけだった。それだけに自然を満喫できて非常によかった。人だらけだとがっかりだろうと思う。

能取岬を後にして博物館網走監獄へ見物に行った。ここは昔の網走監獄及びその付属施設を何棟も移設してかなり広い敷地に広がり建物が建っている。ここにはレストランがあり監獄定食を食べることが出来る。しかし、おいしいとはおもえないので名物の網走ザンギ丼というのを注文した。これはオホーツクサーモン(カラフトマス)の揚げ物を丼の上に載せたものだが、期待したほど美味しいものでもなかった。

食後女満別空港に向かいレンタカーを返し、搭乗待ち時間に土産を買って過ごした。

帰りの飛行機は問題も無く女満別→札幌千歳(乗り継ぎ)→伊丹というルートで帰った。女満別→千歳間はプロペラ機だったのがある意味新鮮で記憶に残る旅となった。