山 旅 日 記

 

  

 

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09.05.31. 吾妻山と比婆山

全国的に天気が悪いが、中国・四国方面は良いという予想で島根・広島県境の吾妻山・比婆山に登る。

 

池の原と吾妻山

自宅を6:15に出発、吾妻山の休暇村には10:05到着。

国民休暇村横のキャンプ場の駐車場に車を止める。駐車場は閑散としていて3台だけ駐車していた。

駐車場から休暇村方面へ歩いていくと池の原というところを通る。このあたりは写真のような池が幾つもあり、なかなか美しく感じの良いところである。

池の原の池の1つ

池畔には綺麗な花が

休暇村の前にも池が2つあり、このあたりに幾つ池があるのか分からないが、かなりたくさんあるようだ。

山上にこれだけ多くの池があるのは珍しく、地名が池の原というのもなるほどと思う。

 

私は山の中の池や池塘が好きでなぜか心引かれる。

自分が魚かトンボのヤゴになり水の中に住み、中から水面に見える空や外界の景色を眺めるのを想像すると楽しい。写真の池のように水草の生い茂って水中がよく見えない池は、何か得体の知れない生き物が(池の主のようなモノ)がいそうで、怖さ半分期待半分で何とも言えず魅力的だ。

勿論、そんなものは多分いないのだろうが。

 

休暇村の周囲に広がる草原の斜面も気持ちが良い処であるが、残念ながら霧がかかった状態で今日は最後まで見晴らしについては良くない。

中国地方は晴れの予報なので遠出して訪れたのだが、またしても予報はハズレであった。

池の原から休暇村前へと歩く

休暇村の前にも池が

吾妻山は花の多い山として有名らしいが、池の原から吾妻山頂上にかけ、登山道に沿って様々な花がたくさん咲いている。正に花の山、花の道という感じである。

今日は霧がかかり見晴らしが悪いので、これらの花は慰めになり有り難い。 

登山道沿いの花

 

 

 

 

 吾妻山、烏帽子山、比婆山の頂上

 吾妻山頂上

烏帽子山頂上の烏帽子岩

行程

10:14 駐車場発−10:21 休暇村 吾妻山ロッジ前

−11:01 吾妻山頂上( 休憩・昼食)11:20 発

−11:43 大膳原−12:24 烏帽子山頂上 条溝石

−12:45 比婆山頂上(御陵)−途中 3回小休止

−14:29駐車場帰還

 

(休憩・昼食込み 約4時間強) 

比婆山頂上(御陵)

 

吾妻山頂上では女子高生らしき集団が5〜6人と引率者らしき男性がいた。どうも話している言葉が日本語ではなく、中国語かそれともベトナム語か、ともかく外国語でキャアキャア話している。屈託が無く楽しそうである。多分留学生か研修生かと思われる。日本の山は中高年の登山者のみ増えて、日本人の若い登山者が少ないのが寂しいが、ともかく若い人がいるとほっとする。視界は霧のため数十メートル。

 

比婆山は頂上が御陵すなわちお墓になっている。伊弉冉尊のお墓だという伝説で、上の写真の木の祠の後ろに大きな岩がありそれがお墓である。

また比婆山はブナやミズナラの森が美しい。これらの森も今日は霧がかかっている時が多い。

晴れている時も綺麗なのだが、霧の中に浮かぶブナの森も、心に溶け込むようでその柔らかな美しさは晴れた状態では得難いものがある。

比婆山 ブナの森

 

 

下山

休暇村から吾妻山、烏帽子山、比婆山と廻り、帰りは頂上に寄らず烏帽子山、吾妻山の山腹を巻いて下ったが、予想していたより早く休暇村に戻ることが出来た。 14:45 に駐車場を出発したが、中国道は宝塚TN前の大渋滞でかなり時間ロスがあったため19:15に 帰宅となった。