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山旅日記

07.09.08. 鈴鹿 庵座の滝

「癒し効果抜群の庵座の滝と、吸血ヒル物語」        

朝、用事で出発が遅くなり、9:11自宅出発。

今日は朝明渓谷から庵座の滝を経て釈迦ヶ岳へ登る予定で、今からでは少し無理かもしれないと思いつつ、ともかく走り出す。

 

名神八日市IC経由で国道477号線・鈴鹿スカイラインを通り、朝明渓谷ヒュッテ前駐車場に11:37到着し、

準備を整えて11:42出発。

天気予報では三重県北部は晴の予報だったが、変な雲もあり怪しげな天気である。

 

非常に蒸し暑く汗だくになりながら約1時間後の12:41庵座の滝に到着。

庵座の滝の手前に1つ小さな滝があり、その滝の左側を登り庵座の滝の下に出る。

ここで昼食をとりながらゆっくり滝を楽しむ。

 

手前の滝。分かりにくいが奥に庵座の滝が見える。

左のロープのあるところを登る

 

手前の滝は小さいが綺麗な滝である

微粒子シャワーと風を起こす庵座の滝

虹の架かる庵座の滝の下部

 

落差40mの庵座の滝は、落下するというより80度位の岩壁を飛沫を上げながら勢いよく流れ落ちる状態で、深い滝壺というものは無い。岩壁は茶色っぽい艶のある綺麗な壁で、そこを澄んだ滝の水が真っ直ぐ真下に流れ落ちる様は非常に美しい。

 

その時に生じる数ミクロンから数十ミクロンの水滴が、滝によって生まれた風で真横に吹き付けて来て、生き返るように涼しい!

 

今までの蒸し暑さがウソのようで、この心地よさは素晴らしい。

 

 

滝の水しぶきはマイナスイオンが豊富で癒し・ヒーリング効果があると言うが、特にこの滝は水滴が微粒子化しておりからだが濡れない程度に何となくしっとりする。

 

目で見て明らかに細かい水滴が吹き付けている状態がキラキラと見えているが、周囲の岩や石も濡れるという状態までいかない。

 

濡れる先から乾く位の細かい水滴だからかも知れない。

 

 

 

 

 

 

庵座の滝の貸切

普通は、有名な滝の場合他にも休憩している人や、麓のキャンプ場から見物に来ている人が何人かいるものだが、どういう訳か誰もいない。

 

この素晴らしい滝を自分一人で占有している。

この幸福感!恍惚感...、癒し効果の独り占め!

 

気持ちが良いので、もう頂上には行かず、ここでゆっくりすることにし、リュックからシリコンオーディオを取り出しクラシックのピアノ曲を聞きながらうたた寝の時を過ごす。(普段はクラシックを聞くような人間ではないが)

 

至福の時間を堪能し、13:58滝を出発し下山する。駐車場到着は14:50。

帰りは東名阪四日市IC・西名阪・近畿自動車道経由にしたが、途中事故渋滞があり自宅到着は17:55。

 

吸血ヒル物語

自宅に帰り、シャワーを浴びてからだを洗うと、浴用スポンジに赤黒い塊が付く。

なんと!ヒルの死骸と自分の血の塊であった。全く気が付いていなかったのだが、改めてからだを見ると、左脇腹の下が血まみれで、右足首の上も血が出ていた。

鈴鹿はヤマビルがよく出るという話を従姉妹から聞き、ネット上でもよく体験談が書かれている。今回は、あるホームぺージに「いないのは花崗岩地質の酸性質の山で釈迦ケ岳、国見、御在所、鎌、鈴鹿峠以南の山です。」と書いてあるのを見て、釈迦ヶ岳に決めたのだったが。

 

不思議なのは、私は40数年山歩きをしているが、一度もヤマビルに襲われたことがなかった。

鈴鹿の山もこれまで何度も登っている。たまたま、時期・天候等がヒルの出ないような条件だったのだろうか。ともかく、今後は注意をせざるを得なくなった。