山 旅 日 記

 

  

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 08.05.04. チャオ御岳スノーリゾートと野麦峠

今シーズン最後のスキーにチャオ御岳へ行き、帰りに日和田高原の水芭蕉群生地を見物し、さらに野麦峠に立ち寄った。

 

GWでスキー可能な信州エリアで御岳・白馬・志賀のうちどこへ行くかで迷ったが、インターネットの雪の情報ではチャオ御岳「湿雪」で他は「ザラ雪」となっていたので、雪質を考え結局御岳に行くことにした。

 

九蔵峠より

ゴンドラ頂上駅より乗鞍岳・北アルプスの山々

 

朝5時前に自宅を出発し、スキー場には9時半に到着した。やはり早く出れば早く着く。

御岳の素晴らしい絶景!

今日は午前中は良く晴れており、久しぶりに御岳、乗鞍岳が綺麗に見えた。

そもそもGWに御岳周辺のスキー場に毎年のように来るようになったのは、スキーそのものより、20年前に初めて来た時、アプローチで青空を背景に御岳の姿が見える瞬間の感動が素晴らしく、それ以来病みつきになったからである。一目見て神々しさ、霊気を感じる山である。

 

情報どおり本当に5月に「湿雪」の状態を保持しているか疑わしかったが、来てみると案の定「ザラメ雪」であった。しかし、スキー場で話しかけてきた人の話では、4月中旬に白馬八方へ行ったが、遙かにここの方が雪質が良いとのことで文句は言えない。標高の高さと北向斜面のため八方尾根より良いのだろう。

 

天気が良いので、ゴンドラ頂上駅から乗鞍岳、北アルプスの山々が非常に綺麗に見えた。

 

水芭蕉

 野麦峠の政井みねの墓

 

日和田高原の水芭蕉群生地

スキー場の少し下の道路脇に「水芭蕉群生地」の表示板があり、帰りに覗いてみた。規模は大きくないが道路から歩いて1〜2分で水芭蕉群生地に入れる。既に少しピークを過ぎていたのか、花は少なく葉が大きくなっていた。

 

ああ野麦峠

さらに、野麦峠まで足を伸ばす。映画「ああ野麦峠」、女工哀史で有名な峠である。

峠には駐車場と展望台、食堂や展示場などの各種施設がある。まだかなりたくさんの残雪があり、旧野麦街道も雪の下に埋もれているところが多い。昔はこの峠越えが飛騨と信州との往来の主要な道であったようだが、大変であっただろうと想像できる。

 

峠より信州側 綺麗な唐松林

桜があちこち咲いている

 

野麦峠から信州側へと下ると、綺麗な唐松林が続く。若葉が萌え出すころで新緑が美しい。

また、麓では桜や色んな花が咲いておりいかにも雪国の春という景色が広がる。(季節は初夏だが) 

 

権兵衛トンネル万歳!

いつもは国道19号線を木曽川沿いに走り中央高速・中津川ICから帰るが、今回は野麦峠を通り国道19号線に下り、平成18年2月に新しくできた権兵衛トンネルを通り木曽谷から伊那谷へ抜け伊那ICから中央高速に入った。旧道は権兵衛峠を越えるうねうねみちで、以前走ったことがあるがかなり時間がかかるし雪がある冬期は通行止めで、このトンネルは値打ちがある。

 

19号線を走るとどうしても木曽路の観光客の渋滞にぶつかり、上松・寝覚ノ床あたりで車が動かなくなる。

連休中で高速道路も当然混んでいたので、19号線の権兵衛トンネルへの分岐点から帰宅迄約5時間半かかっているが、木曽路の渋滞にぶつかっているとさらに1〜2時間かかっていたと思う。

なにはともあれ、GW中のドライブ旅行としては今回は順調に往復出来たと思う。