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山旅日記

08.01.14 初詣散歩 第2弾  神峰山寺・本山寺  

「高槻ポンポン山の山麓にある、役行者ゆかりの由緒ある寺院」          

高槻のポンポン山は変わった名前で有名な山だが、近くの山にもかかわらずまだ登ったことがない。

その山麓にある2つの寺が、役行者ゆかりの由緒ある寺と知ったのはつい2日前のこと。役行者ファンの私は「役行者開山」と聞くと、つい行ってみたくなる。

 

神峰山寺(かぶさんじ)はお寺の説明によると、天武元年(683年)に役の行者小角が開山し、宝亀5年(774年)に開成皇子が創建して 歴代天皇の勅願所となっているそうだ。

また本山寺(ほんざんじ)は、役行者が葛城山で修行中、このあたりに五色の彩雲がたなびくのを見て、この地に来て行をし、毘沙門天の像を彫刻し696年に堂を構えたとのこと。

 

今日昼食の後思い立ち、時間がないので参拝だけでもと車を走らせた。豊中の自宅から神峰山寺駐車場まで約30分で思いのほか近かった。

 

 

山門

本堂への参道 

 

神峰山寺は綺麗な気持ちの良いお寺である。山門は写真のようにすっきりとしており、本堂へ登る参道も両側が桜並木になっている。また、併せて椿と南天が多く植えられており、目を楽しませてくれる。

ここの椿は花の1つ1つの形が整っており綺麗である。箕面の滝道は天然の椿がたくさん生えていて綺麗だが、近くで見ると花の形が崩れているものが多い。ここの参道の椿は、もちろん庭木として植えられ手入れされているものだからと思うが、枝を切ればそのまま一輪挿しで部屋に飾れる。

 

赤い実が美しい南天

形が整っている椿の花

本堂

境内地図

 

本山寺へは神峰山寺の駐車場からさらに林道を10分程走り、駐車場に車を置きそこから登る。

さらに舗装された林道が続いているが一般車は進入禁止である。上に行っても駐車するスペースがほとんど無い。寺手前のスペースまで行くとなぜかパトカーが2台止まっており、中にはそれぞれ警官が運転席に座っていた。(何か事件か?!) 

 

 

東海自然歩道の案内板

 本山寺への登山道

 

駐車場から鳥居のような形の勧請掛まで20分。本堂まではさらに10分ほど。

勧請掛とは12筋のシメ縄を掛けて諸天善神の来光を乞うという行事とのこと。 

 

勧請掛

勧請掛の由来

 本山寺 納経所

 本山寺 本堂

 

時々小雪がちらつき、本堂周辺の日陰や灯籠の陰部分にはここ1〜2日中に降ったと思われる雪が残っている。いつものようにあらゆるお願い事を山盛りお願いした後、来た道を戻る。

 

本山寺駐車場まで戻ったころ、例のパトカーが降りてきてしばらく駐車場を見たのち道を下っていった。

駐車場には「車上荒らしに注意」と書いてあったが、まさか車上荒らし対策にパトカーが2台も見張って巡回しているとも思えないので、いったい何だったのだろう。気にはなる。

 

さて、今日参拝した感想として言えば、神峰山寺や本山寺は多分地元高槻周辺の人々には当然よく知られ馴染みのあるお寺なのだろうと思う。しかし私のように距離・時間的に近くに住んでいても、少し市町村が離れると古くからある良い神社仏閣でも以外と知らないところがあるのだなと改めて思った。