今日は手近な名峰能勢の剣尾山に登った。
剣尾山は北摂の大峰山と言われ、奈良時代から行者が修行をした山で頂上直下には月峰寺という寺があり大層栄えたらしい。(寺は今は山麓に移されている。)
山麓の道に車を何とか駐車し、設置してあるトイレで用を済ませ登り始める。階段のある山道を登り始めて10分余りで大日如来像が彫り込んである大岩に着く。だいぶ風化しているが何となく像が分かる。また少し歩くと行者堂に着く。しっかりとした建物で、十分寝泊まり出来るものであり、今でも使う行者がいるのだろう。
さらに30分程歩くと炭焼き小屋跡に着く。能勢は昔、私の子供の頃までは炭の産地で有名であった。小学校の社会で習ったのを覚えている。
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行者堂
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炭焼き小屋跡
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六地蔵
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井戸跡
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炭焼き小屋跡から10数分で六地蔵に着く。それなりに言われ由緒があるのだろうが特に説明は無い。
すぐ上が月峰寺本堂跡である。ここには井戸跡が残っており、今も水がとれる状態にある。頂上のすぐ下にあるのに常に水があるのが不思議である。頂上までは3分ほどである。山に雨が降り下へと流れ中腹以下なら水がわき出しても不思議はないが、ここは頂上の真下なのに、今まで何回も来ているがいつも水がある。逆に言えば、だから月峰寺がここにあって人が住んで修行が出来たのだろう。
頂上で昼食をとり休憩をした後往路を下り帰宅した。
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剣尾山頂上
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頂上の大岩
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