山 旅 日 記

 

  

 

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08.10.19. 鈴鹿 御池岳、鈴北岳

鈴鹿山脈最高峰の御池岳とその隣にあるカルスト地形の庭園風景を楽しめる鈴北岳に登った。

                                                                                                  参照:日本庭園 御池岳・鈴北岳

再挑戦の御池岳

御池岳は数年前にも一度来たことがあるが、その時は残念ながら頂上には登れなかった。

台風の後にコグルミ谷から登ったのだが、登山道が崩壊して新たな道が出来ており、谷筋を間違い登ったためにうろうろ迷ったあげく時間が無くなり、頂上には結局行かずじまいになってしまった。

今日はその時の嫌な思い出があるので、逆回りにコースをとった。

鞍掛トンネルの三重県側駐車場から鞍掛峠、鈴北岳、御池岳へ登り、ボタンブチを往復した後コグルミ谷を下り駐車場へと戻るコースとした。(周回約4時間40分、休憩・昼食込み)

 

自宅を出たのが少し遅く9時過ぎとなり駐車場に着いたのが11時過ぎ。11:15歩き始めたが、峠までは結構急な道が続く。見上げると高圧電線が走っており、鉄塔が峠近くに立っている。峠に11:37到着し小休止。鞍掛地蔵尊の小さな祠がある。休憩後引き続き尾根道を登るが、黄葉した綺麗な林の中を通る気持ちの良い道である。

地図拡大クリック→

 

 

鞍掛峠

峠から鈴北岳への尾根道

 

鈴北岳及び頂上南側の日本庭園

鈴北岳まで登り昼食にする予定であったが、空腹に耐えられず、12:19尾根の途中の見晴らしの良い小さなピークで休憩し食事を取った。12:50出発し13:09鈴北岳頂上(1182m)に着く。

鈴北岳の南側は地図で見ると「日本庭園」と名前が付いている。下の写真のように庭石を配した趣になっていて美しい。

鈴鹿山脈北部は石灰岩でできており、場所によりカルスト地形になっている。鈴北岳、御池岳の周囲もカルスト地形で、それが丁度庭園のような感じになっている。 御池岳という名前も、石灰岩が溶解してできたドリーネという窪地に水がたまった池がこの当たりに多くあり、そこから付けられたらしい。

  

鈴北岳頂上 

頂上より日本庭園へ向かう道

カルスト地形の日本庭園 正面は御池岳

カルスト地形の陥没地ドリーネに出来ている池

 

コケと紅葉・黄葉の御池岳

鈴北岳頂上で写真を撮り、引き続きこのカルスト地形の中の道を楽しみながら御池岳へと向かう。

鈴北岳の北西側に鈴ヶ岳がある。鈴ヶ岳の南に鈴北岳、位置と名前が逆のように思うが、なぜこうなったのか不思議だ。あまり高低差のない道をしばらく行くと白瀬峠への道と御池岳へ登る道の分岐に着く。

この分岐点は一面のお花畑になっている。

 

この分岐から御池岳頂上までの林の中の道は「素晴らしい」の一言。

下手な写真でこの美しさが伝えられないのは残念だが、丁度この道を登る時、黄葉と緑の苔蒸した岩に、斜め上から太陽の光が当たり絶妙の美しさを見せてくれた。

 

御池岳分岐のお花畑

山歩きの幸福感に浸れた御池岳への登り道

 

13:47 御池岳頂上(1247m) 到着。記念撮影後、 13:52ボタンブチ往復に出発。14:03 ボタンブチに到着。

ここは頂上下から続く台地の端で、急斜面が切れ落ちている見晴らしの良い所である。このあたりも紅葉が綺麗だ。景色を楽しんだ後14:11に出発し、 14:23御池岳頂上に戻る。水を一口飲み、コグルミ谷目指して下る。

 

御池岳頂上

ボタンブチ

 

頂上からの下り道も気持ちの良い林の中のみちである。14:40 真の谷・コグルミ谷 分岐を通り、 14:52 カタクリ峠分岐、15:09 長命水に到着しここで小休止する。

 

コグルミ谷への下り道

長命水の清水

 

さらに下り続け 15:34 ドライブウェイに出た後、道路を駐車場へと登る。

15:53 駐車場到着後 16:05 出発し 18:20 自宅に無事到着。

                                            参照:日本庭園 御池岳・鈴北岳