　　　　　　　　　　　　　　山旅アルバム

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四季のアルバム

秋の別世界

蓼科　八子ヶ峰　ヒュッテ・アルビレオ　11月28日

晩秋の誰もいない尾根に登り、この寂しさがすがすがしい。

山道は一面の霜柱で覆われ、歩くとザクザクと久しぶりの感覚が懐かしい。

北風の吹く中、人のいない山小屋の静寂が心の芯まで染みこんでくる。

夏にはこの小屋に泊まる人々が、満天の星を眺めていることだろうと思う。

どんよりとした冬の一歩手前の空と、色褪せた小屋が不思議と美しい。