11.05.25. 大台ヶ原

当分梅雨のはしりの雨の日が続く予報だが、今日は貴重な晴れの日で大台ヶ原に出かけた。

久しぶりに大台ヶ原に出かけた。調べてみると最後は04.10.17.なので6年半ぶりのようだ。

自宅を07:23出発、近畿自動車道、南阪奈道を経由し169号線へと進む。平日なので道が渋滞しているかと心配したがそう問題なく大台ヶ原の駐車場には10:30に到着した。

駐車場はがら空きだろうと思っていたが6～7割埋まっている。今の山登りの主体は中高年特に60才以上の人が多いので土日でなくても関係なくハイカーが訪れるようだ。準備をして10:45出発する。

大台ヶ原は雨が多く降水量が多いので有名だが、今日１日天気は良さそうだ。

今日は東大台の回遊コースである。西大台は現在事前許可制になっている。前回西大台を歩いてまもなく自由に歩けなくなったので滑り込みであった。 →東大台マップ

まずシオカラ谷を目指して歩き始める。一般のハイカーと逆回りなので人が少ない。静かな気持ちの良い林の中を歩き、暫くすると谷に向かって急な階段道を下り、シオカラ谷の吊り橋に11:15到着する。水が綺麗だ。

ここからは登りになり大蛇嵓へと向かう。この道はシャクナゲが多く咲いており場所によってはシャクナゲの並木道を歩くような感じである。


シオカラ谷の吊り橋	シャクナゲ
11:58大蛇嵓に到着し、景色を堪能しながら昼食をとる。大蛇嵓は岩尾根が突き出たところで周囲の見晴らしが良い。大峰連山が正面に見え、山上ヶ岳、行者還岳、弥山、八経ヶ岳、大普賢岳などが少しかすんでいるが見渡せる。また谷の反対側に中の滝が遠望出来る。

ブナの林も美しい	大蛇嵓
12:35大蛇嵓を出発し日出ヶ岳へと向かう。 12:50牛石ヶ原に着く。このあたりは笹原の美しいところだ。大台ヶ原は自然保護のため、回遊コースに沿ってロープが引かれており、コース外には入れないが、笹原に入って昼寝でも出来れば気持ちが良いだろう。笹原と言えば四国の瓶ヶ森の笹原も素晴らしかった。氷見二千石と言われる一面ビロードのような笹原である。

牛石ヶ原	正木ヶ原
さらに歩き13:15正木ヶ原に行く。この辺も笹原だが、立ち枯れしたトウヒの木が目立つところである。特に正木峠のあたりは一面枯れ木と倒木で独特の景観を見せている。このあたりで鹿に出会った。以前来たときはたくさんの鹿に出会ったが今日は少ないようだ。また、どういう訳か色が焦げ茶色をしている。普通はもう少し明るい茶色のはずだが季節により色が変わるのだろうか。枯れ木の山に付けられている、木で出来た立派な階段の上り下りを繰り返し日出ヶ岳頂上に13:53到着。結構この階段の道はしんどい。見晴らしが良いので、振り返り景色を楽しみながら1～2分の小休止を何度か挟みながら登った。

枯れ木の山	日出ヶ岳

頂上には立派な展望台があるが、無くても十分な展望が得られるのでわざわざなぜ作ったのか不思議だ。

反面、頂上の三角点周辺はみすぼらしく、せめて小さな標識くらいあっても良いのではと思う。

頂上の記念写真を撮った後駐車場へと下り14:44駐車場に到着。

15:07出発、帰りは順調に走り18:30自宅着。